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ファームよりファクトリーでセカンドビザを取得するほうがメリットが大きい3つの理由{オーストラリア・ワーホリ}

 セカンドワーキングホリデービザとは

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オーストラリアのワーキングホリデーではセカンドビザを利用することで2年間滞在できる制度のことです。また今ではサードビザが認可されているので最大3年間滞在が可能です。

 

セカンドの取得の条件として、ワーキングホリデー1年目に政府指定の地域で88日間以上の季節労働をする事、または指定地域の特定産業で3カ月間の労働をすることが申請条件となります。

 

実際、殆どの日本人はセカンドを取得するためにファームで働き、その資格を得ています。

それに比べて私のようにファクトリーで働きセカンドビザを取得した日本人というのはあまり耳にしません。

私の周りに日本人では一人もいませんでしたが、韓国人にはむしろファクトリーの人気が高い印象でした。

 

私はファームでは働いたことはありませんが、ファクトリーで働く前にどこで働くのか入念に調べる過程の中でメリット・デメリットを比べ、結果としてファクトリーを選びました。

この記事は

「これからファームに行ってセカンドビザをゲットする!」

「ファクトリーでセカンドを取得できるなんて知らなかった!」

と考えている人に向けて作っています。

 

 

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ファクトリーで働くメリット

・働く日数がファームに比べて最短で済む(ファームは平均5ヶ月、工場は3ヶ月)

・労働時間が1日8時間と決まっている

・給料が高い(ファームは歩合制だが工場は時給23.66ドル)

 

・働く日数がファームに比べて最短で済む(ファームは平均5ヶ月、工場は3ヶ月)

冒頭で88日間以上の季節労働をする事が申請条件の一つであると述べました。

この条件はファームのような天候や季節によって仕事ができる日が左右されてしまう仕事に適用されます。

もう一つの条件としてあまり知られていないのが、指定地域の特定産業で3カ月間労働するという条件です。

こちらの場合は日数ではなく3ヶ月その仕事についたという事実申請条件が満たされます。

 

つまりファームの場合88日と言っても仕事をした日数が88日に達さなければならないので、実際にその地域に滞在しなければいけないのは短くて4ヶ月、長ければ半年近く滞在しなければいけないケースが一般的です。

これに対してファクトリーの場合、3ヶ月さえ働ければ申請の資格を得られます。つまり実質の労働日数は70日以内で済むということです。

 

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・労働時間が1日8時間と決まっている

 2つ目のメリットは労働時間の短さです。

時間帯は朝6:00~午後15:00(休憩一時間)の計8時間でした。

まれに一時間の残業や土曜日出勤がありましたが、オーストラリアの法律上普通の時給の1.5倍が適用され、時給30ドル近く貰えるので多くの従業員はむしろ喜んでいました。

 

それに比べてファームの場合ですが、まず週2土日休みではないことです。

というのも季節や天気によって働きたくても働けない日、また土日に休みたくても働かないといけない時があるため、休みにばらつきがあります。

また一日の労働時間も運が良ければ8時間で終わりますが、10時間~12時間の労働も全く珍しくはありません。

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・給料が高い(ファームは歩合制だが工場は時給23.66ドル)

 これはもちろん働くファームにもよりますが、一般的にファームでは時給制ではなく歩合制で給料を決めているところが普通です。

働く人にもよりますが、私が聞いたのは時給にすると多くても12ドルくらいにしかならなく、少しでも気を抜くと7ドル以下になり、レントも払えないという話も聞きました。

そのためファームで働いた後、お金に困ってファクトリーに移る従業員もいたくらいです。

もちろん時給制のファームであれば給料に差はありませんが、フェイスブックや日豪プレスなどに掲載されているファームの広告はほぼ歩合制ですので、働く前にしっかり見極めてください。

 

ファクトリーの場合は一律で時給制でした。カジュアルジョブでの最低賃金は23.66ドルとなり、8時間を超える残業または土曜出勤、祝日出勤の場合の時給は35.45ドルになります。

ファクトリーでの生活では遊びに行く機会も少ないですし、レントもシティに比べて格安ですのでかなり貯金できるはずです。

 

ファクトリーで働くデメリット

・仕事を始める前に注射を打たなければならないQフィーバーという熱の予防接種

・仕事は大変

・日本人が少ない

 

・仕事を始める前に注射を打たなければならない(Qフィーバーという熱の予防接種

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 ミートファクトリーで働く前に、必ずQフィーバーという予防接種を打たなければなりません。

費用はスキンテストが88ドル、Qフィーバーの注射が150ドルです。これらは全て自費です。

この注射を受診できる病院は少ないので自分で探さなければなりませんが、Q Fever hospital と検索すればすぐ出てくるので難しくはありません。

ただ先にスキンテストを受ける必要があり、その結果を受け取るのに一週間かかるので合計で2週間ほどかかります。

この手間はファームにはないので大変です。

 

・仕事は大変

 ファームにも言えることではありますが、仕事は大変です。

特に力仕事が多いので、肉体的にかなり疲れると思います。

仕事内容はその人の適正を上司が見て決めるので一概には言えませんが、肉をナイフで解体したり、食べられない部位を見分けて仕分ける作業などがありました。

女性に関しては肉のパッケージなど少し楽な仕事を任されるので彼女らは余裕そうでした。

ただファームの仕事も長時間のピッキングで腰を痛めてしまったり、重い荷物を何度も運ばなければならないので結局どちらも楽な仕事ではないですね。

 

・日本人が少ない

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冒頭でも述べたとおり、日本人はあまりファームのほうが人気ということもあってか、ほとんど日本人を見る機会はないです。

私が働いていたところはメルボルンにあるグリーンはという会社でしたが、従業員1000人近くはいるなか、私を含めて2人の日本人のみでした。

ただこの環境で日本語を全く使わず英語環境に入れたことは、非常に英語力の向上に繋がりました。

個人的にはむしろ良い経験でしたが、日本人が恋しくなることもあると思います。

 

まとめ

あまり聞き慣れないファクトリーでのセカンドビザの取得ですが、全体を見返すとファームよりも優れている点がたくさんあるのではないかと思います。

限られたワーホリの期間を最短で済ませられるようにと思い、今回はファクトリーでの特徴をまとめさせて頂きました。